大型換気扇の導入でさらなる安全性と快適性を実現|株式会社タカミヤ 岐阜工場様
仮設機材を基盤に、現場の安全性・生産性向上を支える多様なソリューションを創出する株式会社タカミヤ。
ミドリ商会では、生産拠点である岐阜工場様に暑熱と溶接ヒューム対策として大型換気扇を提案し、ご採用いただきました。
今回は大型換気扇を導入いただいた経緯や導入後の効果についてお話をお聞きしました。
目次
取引のきっかけはマスクフィットテスト
建設現場で使用される足場やクランプなどの仮設機材を製造するタカミヤ様では、アーク溶接工程があり、作業者の方は保護マスクを着用しています。
アーク溶接は、溶けた金属が蒸気となる溶接ヒュームが発生する工程です。
溶接ヒュームは健康被害を引き起こす可能性があるため、作業者が適切な保護マスクをしているか確認するための『マスクフィットテスト』が事業者に義務付けられています。
タカミヤ様とミドリ商会の取引のきっかけはマスクフィットテストでした。
プロの測定士を派遣して実施するマスクフィットテストは、当日に合否がわかり、作業者に合ったマスクの提案も可能なため、多くのお客様に好評のサービスです。
詳しくは以下の商品ページをご確認ください。
暑熱と溶接ヒューム対策で大型換気扇をご提案
マスクフィットテストで取引を開始してから、色々な商品をミドリ商会から提案させていただきました。
その中で暑熱と溶接ヒューム対策で提案したのが、大型換気扇『Y600D』です。
既にタカミヤ様では溶接ヒューム対策として局所排気装置や空気清浄機を導入されており、率直に「換気だけではイマイチかな…。」と感じられたようです。
しかし、多くの現場で採用されていることをPRさせていただき、何とか実際に大型換気扇の導入効果を体感いただけるモデル工場をご見学いただけることになりました。
モデル工場の見学で「これならいけるかも!」と印象が変化
東海地区にあるモデル工場までタカミヤ様にお越しいただき、大型換気扇が付いている時と付いていない時の違いについて体感していただきました。
モデル工場では、1時間当たり空気を20回転させています。従業員の方も大型換気扇を導入してから「涼しくなった」と感じているようです。
実際に大型換気扇で空気の入れ替えができていると体感いただき、「これならいけるかも!」と訪問前と印象が大きく変わったようです。
そこから、タカミヤ様の現場に合わせて流体シミュレーションなどで必要な台数を算出して、見積書を提出させていただき、導入いただける運びとなりました。
導入後、溶接ヒュームが基準値以内に改善
大型換気扇を導入する前は、溶接ヒュームの濃度基準(マンガンで0.05mg/㎥)をクリアできない時もあったため、実際に導入するまでは「本当に効果が出るのか?」と心配もあったようです。
導入後に溶接ヒュームの測定を行ったところ、濃度が基準値内に収まり、無事に効果が確認できました。
作業者の方に話を聞いたところ「以前よりも煙が少なくなった」と良い感想もいただいております。
2024年7月に岐阜工場様の2号棟に大型換気扇を導入して効果があったことから、続けて2025年1月に1号棟と3号棟にも追加で導入させていただきました。
商品ページ:大型換気扇『Y600D』
設備の導入には「体感」と「数字」が大切
1号棟への大型換気扇設置時の写真
今回タカミヤ様に大型換気扇を導入させていただくにあたり、大きなポイントとなったのがモデル工場へのご来場でした。
暑熱や溶接ヒューム対策の商品はデモ機だけでは効果が判断しにくいですが、実際に商品が設置されている現場で「体感」いただいたことで採用に向けて大きく舵を切っていただけたと感じております。
また実際に導入してから目に見える「数字」で効果を確認できたことで、追加導入もご決断いただけました。
設備導入には大きな投資が発生します。
ミドリ商会では今後もお客様に安心・納得の上で商品をお買い上げいただくために、丁寧なご提案と万全のアフターサポートに努めてまいります。
タカミヤ様、この度は誠にありがとうございました。
