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インタビュー

「働く人の健康」と「誠実なものづくり」を大切にする工場づくり|三鷹製版株式会社

公開日:2026.09.12

愛知県豊川市に本社を持つ三鷹製版株式会社は、アノダイズ処理、スクリーン印刷を中心に多品種・小ロットから量産まで幅広く対応する印刷加工・表面処理会社であり、健康な工場づくりを目指す「ミドリパートナーズ」の1社です。

今回は、代表取締役副社長の鷹巣 太地様、経営戦略推進本部 本部長の橋本様、総務課 課長の結城様に、職場の環境改善への取り組みや、ものづくりに対する考え方についてインタビューさせていただきました。

三鷹製版株式会社のホームページはこちら

三鷹製版様との取引について

三鷹製版様と取引を開始した当初、ミドリ商会は版の洗浄などに使用する溶剤(シンナー)を納入していましたが、「このまま従来の有機溶剤を販売していていいのだろうか…」という思いもありました。

そこで、単に製品を納めるだけではなく、作業環境そのものをより良くするための提案にも力を入れるようになったのです。

もともと三鷹製版様では、作業環境の改善に向けた取り組みを進めていました。

橋本様は、版の洗浄作業を通じてご自身も体調不良を感じた経験があり、「作業する人が、少しでも働きやすい環境をつくりたい」と考えていました。 

そのような思いを持つ橋本様にとって、ミドリ商会が提案した代替製品である健工塗料®シリーズは、まさに目指していた方向と重なるものでした。

導入いただいた経緯については、以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

参考記事:環境配慮型シンナーで安心して作業できる環境づくりが進んだ|三鷹製版株式会社

作業環境を改善した結果、健康診断にも変化が  

結城様は、ISO14001の管理責任者を務めたことをきっかけに、作業環境の改善に取り組んできました。

野口工場では印刷作業を行っており、取り扱う化学物質について適切な管理が求められます。

以前は、特殊健康診断(有機溶剤)において所見が認められる従業員の方もいらっしゃいました。

洗浄剤を健工塗料®シリーズに切り替えた後は、特殊健康診断において、以前見られた所見がなくなるなどの改善が見られています。

「ほかにも業者さんはいますが、こちらの環境まで考えて提案してくれるところはなかなかありません」と、結城様から嬉しいお言葉もいただきました。

今では健工塗料®シリーズだけではなく、作業環境測定の実施についてもミドリ商会にご依頼をいただいています。

参考記事:作業環境測定の依頼の決め手は環境対応への取り組み!|三鷹製版株式会社

健康経営は特別な取り組みではなく、会社の土台 

三鷹製版様では、「健康経営優良法人2026」の認定を受けたほか、「健康宣言チャレンジ事業所」への登録、「愛知県ファミリー・フレンドリー企業」への登録、「あいち女性輝きカンパニー」の認証など、さまざまな取り組みを進めています。 

鷹巣副社長は、健康経営について次のように話します。

「社員の健康を守るということは非常に重要ですが、お客様が健康経営を直接気にされることは、正直それほど多くありません。ただ、私たちは、コンプライアンスに則って人を採用し、教育し、安全な環境で仕事をしていることが付加価値だと考えています。そして、常に誠実に仕事をする会社でありたいと思っています。」

図面を細かく確認し、お客様の要求が難しい案件であっても真摯に向き合い、まずはどうすれば実現できるかを考えるのが、三鷹製版様の仕事に対する基本姿勢です。

そうした日々の姿勢が土台にあり、健康経営をはじめとするさまざまな取り組みが積み重なっているのだと感じました。

こうした「誠実に仕事をする」という姿勢は、近年力を入れている航空宇宙分野への挑戦にもつながっています。 

厳しい要求に応えるために、人と会社が一緒に成長する

三鷹製版様は現在、航空宇宙分野にも事業領域を広げています。

航空宇宙分野は、高い品質や管理水準が求められる厳しい市場です。

そのため、必要な品質管理や人材育成、社内体制を一つひとつ整えていくことが欠かせません。

鷹巣副社長は、これまでの取り組みについて、周囲から厳しい言葉をかけられることもあったものの、挑戦を続けてきたことで少しずつ結果が生まれ、現在の会社の基盤につながっていると振り返ります。 

また、人材についても「すべての人に得意・不得意がある。だからこそ適材適所が大切」と考えておられ、一人ひとりが力を発揮できる環境をつくることにも力を入れています。

「工場の健康度を上げる」という共通の思い 

今回のインタビューを通じて感じたのは、三鷹製版様にとって健康経営は、単独で取り組むものではなく、「誠実にものづくりをする」という会社の姿勢の一部になっているということです。

法令を遵守することはもちろん、作業環境を改善し、働く人の健康を守る。

そして、お客様の要求に真摯に向き合い、人材を育てながら、より良いものづくりにつなげていく 。

こうした一つひとつの取り組みが、より良い職場とものづくりの基盤につながっています。

健康経営という言葉からは、健康診断や福利厚生などの取り組みをイメージするかもしれません。

しかし、三鷹製版様のお話を伺う中で、「社員が安心して働ける環境をつくり、社員とともに会社を成長させていく」という考え方そのものが、健康経営につながっているのだと感じました。

ミドリ商会も、製品を販売するだけではなく、お客様の現場に目を向け、働く人の健康や作業環境まで考えた提案を今後も続けていきます。

これからもミドリパートナーズの活動を通じて、お客様とともに「工場の健康度を上げる」取り組みを広げていく所存です。

鷹巣副社長、橋本様、結城様、この度は貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。

■ミドリパートナーズについては、以下の記事をご確認ください。

参考記事:ミドリパートナーズとは?工場の健康度向上を共に進める仲間を増やしたい

Supervised By / 監修

水野 雄介 (みずの ゆうすけ)

株式会社ミドリ商会専務取締役

明治大学 商学部を卒業後、求人広告運営会社の営業として、企業の採用活動の支援を行う。退職後、家業であるミドリ商会に入社。
自身が取り扱う塗料を使用したお客様が「有機溶剤中毒」で亡くなる経験をきっかけに、ヒトと環境の健康について深く考えるようになる。2025年に「ミドリ2.0」を掲げ、有害性の低い健工塗料®を普及させるという塗料業界の常識を打ち破るべく挑戦中。