黄色の塗料は透けやすい?下塗りをしてキレイに塗装しよう
「黄色い塗料を塗ったら、下地が見えてしまった…。」という経験をしたことはありませんか?
塗装した後に下地が見えることを「透ける」と言います。黄色の塗料は、特に透けやすいことで有名です。
本記事では、黄色の塗料をキレイに塗装する方法を紹介します。塗料が透けて困っている人は必見です。
黄色の塗料が透けやすい理由
黄色の塗料は隠蔽力(いんぺいりょく)が弱く、塗装した際に透けやすくなります。
隠蔽力とは塗料を塗った時に下地を隠す力のことです。黄色や白、赤は隠蔽力が弱く、逆にグレーや銀、黒は隠蔽力が強くなります。
以前は黄色や白の塗料でも、透けることは多くありませんでした。塗料の顔料が有鉛タイプだったためです。
塗料業界でも鉛フリー化の動きがあり、現在は無鉛塗料が主流になっています。
鉛フリー化と同時に、透けやすいという問題が増えたと言えるでしょう。
黄色の塗料を透けさせない方法
黄色の塗料を透けないようにするため、重ね塗りをする方も多いかもしれません。
下地を隠そうと重ね塗りをした結果、規定の膜厚に収まらないこともあるので、注意が必要です。
黄色の塗料を透けさせないためには、下塗りが大切となります。詳しく確認していきましょう。
下塗りをする
上塗りで黄色を塗る時は、素地を真っ白の状態にすることが鉄則です。
下地処理(プライマー)で、白色を先に塗装することで、黄色の塗装がキレイに仕上がります。
上塗りする塗料に合わせて、プライマーの色を調色してもよいでしょう。
黄色の塗料の場合、プライマーも黄色に近い色を選べば、上塗りが透けにくくなります。
薄く塗り重ねる
黄色の塗料は膜厚によって、色の濃淡が変わるのが特徴です。
厚塗りすると、同じ黄色でも見た目が変わってしまう恐れがあります。
黄色の塗料を塗る際は、薄く塗り重ねることを意識しましょう。
何度か重ね塗りをすることで、キレイに仕上がります。
まとめ
黄色の塗料が透けやすいことは間違いありません。
塗料の顔料が原因なので「透けやすい色」と思って意識することが大切です。
実際に黄色の塗料がどれだけ透けやすいかは、下記の動画でご確認ください。
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■関連動画:黄色の塗料は透けやすい?!