塗装ブースの循環水には凝集剤!テストキットの使い方を紹介
「塗装ブースの循環水が汚れているので何とかしたい…!」とお悩みではありませんか?
ミドリ商会では塗装ブース用凝集剤MDブースクリヤーを取り扱っており、導入を検討されるユーザー様に無償でテストキットを提供中です。
本記事では凝集剤のテストキットの使い方や導入までの流れについて解説します。
目次
凝集剤テストキットを紹介
塗装ブースをお使いで凝集剤を使ってみたいとお考えの方は、ミドリ商会までご連絡いただければ以下のテストキットを無償でお送りしています。
- 廃水サンプル採取用コップ
- pH試験紙
- 薬品1 アシストCA(pH調整剤)
- 薬品2 MDブースクリヤー(凝集剤)
薬品は2種類あり、それぞれで違った役割を持ちます。
pH調整剤のアシストCAはpHの数値を高めるのが役割です。
ブース循環水に潜む雑菌の繁殖を抑えて悪臭対策になるだけでなく、循環水を弱アルカリ性に保つことでブースの腐食対策にもなります。
凝集剤MDブースクリヤーは水をキレイにすることが役割です。
塗料カスとくっつき、不粘着化させて、水から分離させます。
塗料カスは上の画像のようにマイナスの電荷を持ち、水中に浮遊しているのが特徴です。
MDブースクリヤーはプラスに帯電しており、塗料カスを接着剤のように絡めとって、沈澱させます。
テストキットの使い方
実際に凝集剤のテストキットを使う方法を解説します。具体的な手順は以下の6ステップです。
- 循環水のサンプルを採取
- pHの確認
- アシストCAを添加
- pHの確認
- MDブースクリヤーを添加
- 凝集状況を確認
1.循環水のサンプルを採取
まずはテストキットに同封されているコップに、ブース循環水のサンプルを入れます。
上の画像のとおり300ccのコップいっぱいに採取するようにしましょう。
2.pHの確認
採取したブース循環水にpH試験紙をつけて、phを確認します。
何も薬品を入れていない塗装ブースであれば、pH7以下の弱酸性になっていることが多いです。
3.アシストCAを添加
採取したブース循環水にアシストCAを1~2滴入れて、約15回かき混ぜます。
アシストCAには水をキレイにする役割はないため、この時点ではまだ循環水はキレイになりません。
4.pHの確認
アシストCAを添加した循環水のpHを試験紙で確認しましょう。
pHが8~10であれば、問題ありません。
数値が7以下であれば、この後の凝集工程がうまくいかない可能性があるので、アシストCAを追加して調整しましょう。
5.MDブースクリヤーを添加
続いてMDブースクリヤーを3~6滴入れてかき混ぜます。
凝集しやすい塗料であれば、すぐに塗料カスが沈澱するでしょう。
6.凝集状況を確認
MDブースクリヤーを入れればテストは完了です。
コップに入った循環水の凝集状況を目視で確認してみましょう。
塗料によっては5~30分経たなければ、凝集効果がわかりにくいこともあります。
ユーザー様から「テストをしたけれど水がキレイにならなかった」とご連絡をいただくことがありますが、考えられるのは以下の2パターンです。
- pH調整がうまくいっていない
- 薬品の量が足りていない
それぞれアシストCAとMDブースクリヤーの添加量を変えて調整できますが、一度うまくいかなかった場合は、最初の手順からやり直すことをおすすめします。
それでもうまくいかない場合は循環水のサンプルをミドリ商会までご送付いただければ、テスト対応することも可能です。
テストキット使用後の流れについて
テストキットをご使用いただいて効果が確認できたユーザー様には、アシストCAとMDブースクリヤーをご購入いただき、試験的に運用してもらうのがベストです。
ただ、いきなりの運用に不安を感じるユーザー様もいらっしゃるでしょう。
循環水のサンプルを2L程度ミドリ商会までご送付いただければ、アシストCAとMDブースクリヤーの最適添加量を判断するための試験が可能です。
試験を行えば、初期投入量と毎日の投入量を算出してご提示できます。
こちらの試験は通常有償対応ですが、ミドリ商会からテストキットを送付後1週間以内に結果をご連絡いただいたお客様限定で、無償で対応いたします。
この機会にぜひ一度凝集剤のテストをご検討ください。
塗装ブース用凝集剤のご依頼はミドリ商会に
「悪臭が気になる」「塗料カスが固化して大変」「産廃費用が高い」など塗装ブース循環水のお困りごとは、アシストCAとMDブースクリヤーの組み合わせで解決できる可能性があります。
すでに全国で100社を超える事業所で納入されており、実績は折り紙付きです。
凝集剤テストキットのご用命はお気軽にご連絡ください。
■商品詳細ページ:「MDブースクリヤー」
■商品詳細ページ:「塗装ブース(局所排気装置)」