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塗料ブログ

労働安全衛生法とは?塗装業務に関わる内容と罰則について解説

労働安全衛生法という法律をご存知でしょうか?

「聞いたことはあるけど、詳しくは分からない」という人が意外と多いかもしれません。
労働安全衛生法ですが、事業者が違反していることに気付かず、そのままにしておくと
罰則を受けてしまう可能性もあります。

この記事では、労働安全衛生法について解説します。
塗装業務に関わる内容について理解し、日頃の管理に役立ててください。


労働安全衛生法とは?

労働安全衛生法とは「職場における労働者の安全と健康を確保」するとともに、
「快適な職場環境を形成する」目的で制定された法律です。

引用:一般社団法人安全衛生マネジメント協会

労働安全衛生法の中には、塗装業務を行なう事業者に対して、定められている規則などがあります。

  • 有機則(有機溶剤中毒予防規則)
  • 特化則(特定化学物質障害予防規則)
  • 局所排気設備の設置
  • 健康診断の実施
  • 作業環境測定の実施

塗装業務は作業者の健康に悪影響を及ぼす可能性のある有機溶剤を使うことが多い職場です。

そのため、労働安全衛生法の中でも、上記の例の様に決まりごとが多くあります。

特に、屋内で塗料やシンナーなど、有機溶剤を使用する場合、局所廃棄装置(塗装ブース)の設置が義務付けられています。

局所廃棄装置(塗装ブース)って何!という方へ
塗装ブースについて 湿式と乾式の違いや導入事例を紹介

 

違反すると罰則の可能性もある

労働安全衛生法は、作業者の安全と健康を確保するための法律です。
違反すると作業者に悪影響を及ぼす可能性があり、
事業者は罰則を受ける可能性もあります
罰則が課せられるケースは大きく分けて以下の2つです。

①作業環境測定のなど、決められたことを実施していない
②作業者を悪環境と知りながら働かせている

例えば、有機溶剤の濃度などの作業環境測定を行なうべき作業場で、作業場環境測定を怠った場合、
6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金が課せられる可能性があります。

■作業環境測定がわからない!という方へ
作業環境測定って何?
作業環境測定は義務!実施しないことによるリスク

 

従業員の安全と健康を守ろう

塗装業務を昔からしてきた職人さんの中には、「今までのやり方で何の健康被害も無かった」
考えている人もいるでしょう。
しかし、
健康あっての仕事であり、一度健康を損ねてしまっては元も子もありません

労働安全衛生法は事業者、従業員双方の幸せを守るための法律です。
しっかりとポイントを抑えて、安全で健康な職場作りを進めていきましょう。

ミドリ商会では、労働安全衛生法に対応した安全な職場作りのお手伝いをしています。
気になる方は、ぜひ一度お問い合わせください。

ミドリ商会塗料コンサルタント水野雄介

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