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塗料ブログ

「亜鉛メッキがヤケてしまった!剥がれてしまった!どうしよう!?」を解決します!

「亜鉛メッキが剥がれてしまった!対策が分からない…。」

このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

亜鉛メッキが剥がれた部分は、サビが発生しやすくなるので、早期の補修が必要です

この記事では亜鉛メッキが剥がれた場合の補修方法について解説します。

おすすめの亜鉛メッキ塗料も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ジンクブライト


亜鉛メッキとは?

亜鉛メッキはサビが発生しやすい鋼材に対して行なわれる表面処理のことです。まずは亜鉛メッキの概要を確認しましょう。

別名ドブメッキと呼ばれる

亜鉛メッキは正確には溶融亜鉛メッキのことです。

亜鉛を高温で溶かした槽の中に、鋼材を浸して処理する方法のことで、別名「ドブメッキ」と呼ばれています。

ドブメッキした鋼材は錆びや腐食に強く、建築物やガードレール、室内プールなどにも利用されています。

鉄をサビや腐食から守る

ドブメッキした鋼材は「保護皮膜作用」「犠牲防食作用」という2つの作用により、錆びに強くなるのが特徴です。

  • 保護皮膜作用:鋼材に亜鉛の酸化被膜が形成されて、錆びにくくなる
  • 犠牲防食作用:傷がついて鉄が露出しても、亜鉛が先に溶けて鉄を保護する

あまり難しく考えないで「ドブメッキは防錆するためにする!」とだけ覚えておけばOKです。

亜鉛メッキが付着するのはあくまで素材の表面のみです。

鉄の中まで入り込むことはありませんので、切断した面はメッキ面ではなくなります

防錆効果が無くなってしまい、放置するとサビの原因になるので注意しましょう。

亜鉛メッキは剥がれることがある

亜鉛メッキは鉄などの鋼材と密着性が良い表面処理方法です。

そのため、自然に剥離することは少ないとされています。

しかし、場合によっては剥がれてしまうことがあるので注意が必要です。

亜鉛メッキが剝がれてしまった箇所は、防錆効果が失われてしまいます。

 

亜鉛メッキが剥がれる原因

自然に剥離することは少ない亜鉛メッキですが、状況によっては剝離することもあり得ます

亜鉛メッキが剥がれる原因を考えていきましょう。

メッキ前の脱脂が不十分

亜鉛メッキは素材と密着することで表面に付着します。そのため、素材表面の状態が重要です。

一般的に亜鉛メッキを行なう前には、素材表面の油分を取り除く脱脂処理を行ないます

脱脂剤が劣化していたり、脱脂処理自体が不十分な場合は、表面に油が残ってしまうこともあるでしょう。

素材表面に油が残っている状態で亜鉛メッキ処理をすると、素材との密着性が悪く、早期に剥がれてしまう原因になりかねません

外部からの衝撃

亜鉛メッキ処理された素材に何かをぶつけるなど、外部からの衝撃を与えた場合も、剥離することにつながります。

特に亜鉛メッキの付着量が多くて厚みがある場合は、外部からの衝撃に弱くなる傾向にあると言えるでしょう。

亜鉛メッキ処理をした鋼材は丁寧に扱いましょう。

 

亜鉛メッキの補修方法

それでは、実際に亜鉛メッキが剥がれてしまった場合はどうすればよいのでしょうか?

具体的な方法を解説します。

シルバー色の塗料を塗るだけではNG

多くの人が思いつくのが、亜鉛メッキが剝がれて箇所にシルバー色の塗料を塗る方法でしょう。

しかし、この方法はNGです。

一般的な塗料には亜鉛(ジンク、Zn)が含まれていません

亜鉛メッキ処理は防錆効果を高めるために行ないます。

当然ながら補修する塗料にも防錆性能が求められます。

補修用の亜鉛メッキ塗料を使う

そこで使用するのが、亜鉛末を含んだ「補修用の亜鉛メッキ塗料です。

亜鉛末を含んでいるため、補修した箇所を防錆することができます。

また亜鉛メッキ独特の光沢(シルバー感)を表現するために、アルミ粉末を含んだものを選ぶのがベストです。

 

まとめ|亜鉛メッキの補修にはジンクブライトEシルバー

ミドリ商会では亜鉛メッキの補修に「ジンクブライトEシルバー」をおすすめしています。

■関連記事:亜鉛メッキ塗料の強い味方『ジンクブライトEシルバー』説明資料

ジンクブライトEシルバー

ジンクブライト

ジンクブライトEシルバーは、スプレータイプの補修用亜鉛メッキ塗料であり、1回の塗布で錆止めと上塗りの効果を得ることが可能です。

亜鉛メッキ塗料の多くは、下塗りの上からメッキ調の塗料を塗らないとドブメッキ相当の外観になりません。

ジンクブライトEシルバーは高光輝性アルミを使用しているので、1本で新設のドブメッキと同等の外観を得ることができます

作業性が良く、もちろん亜鉛末による防錆効果も抜群です。

既設の亜鉛メッキ鋼板など経年劣化の風合いになっているものには、グレー色に近い「ニュージンクブライト」をおすすめしています。

タッチアップ部が目立ちにくく、自然な仕上がりになることが特徴です。

ジンブライトEシルバー、ニュージンクブライト共にエチルベンゼンフリーであり、特化則非該当となっています。

環境に配慮しているのは嬉しいポイントですよね。

これまで亜鉛メッキ塗料と言えば、錆止めと上塗りの2本を使うことが一般的でした。

ジンクブライトEシルバーは1本で対応できるので、多くの企業様からご好評を頂いており、お引き合いも増えています。

ジンクブライトEシルバーが気になる方は、ぜひ下記よりミドリ商会までお気軽にお問い合わせください。

 

■商品ページ:「ジンクブライトEシルバー」

 

ミドリ商会塗料コンサルタント水野雄介

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<ジンクブライトEシルバーのスプレーの様子>

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