静電塗装システム(日本ワグナー・スプレーテック)
静電塗装は塗装をマイナス極に帯電させることで、ワークへの塗着効率を上げる方法です。
ミドリ商会では日本ワグナー・スプレーテックの静電塗装システムを推奨しています。日本ワグナースプレーテックはドイツに本社を置くワグナーグループの日本支社です。ワグナーグループは液体塗装と粉体塗装の分野の世界的な塗装機メーカーであり、50ヶ国以上にサービスネットワークがあります。
グローバルに展開するワグナーの静電塗装システムをぜひご体感ください。
静電塗装システムで解決できる課題
- 塗装時間が短縮できる
- 塗着効率が上がり塗料の使用量が減るのでランニングコストが削減できる
- 塗料ミストの飛散が少なく作業環境が良くなる
静電塗装システム 組み合わせ例 | |
---|---|
塗料供給ポンプ | Puma 28-40 |
塗装ガン | GM5000EAC |
コントローラー | VM5000 |
塗料ホース | 10m |
最高印加電圧 | 80kV |
参考価格 | 約150万円(2025年1月現在) |
日本ワグナー・スプレーテック 静電塗装システムの特徴
POINTS
塗着効率が高い
塗着効率が最大85%と非常に効率がよい(一般的なエアースプレーの塗着効率は20~30%程度)
POINTS
電圧の調整幅が広い
最大印加電圧が80kVと調整できる幅が広い(他の静電塗装機の場合、30kV~50kVが一般的)
POINTS
ノズルチップの種類が多い
ノズルチップの種類が多く、ユーザー様の好みに応じて最適化できる
日本ワグナー・スプレーテック静電塗装システムの使用例
よくあるご質問
Q.電圧は80kVで使えばよいですか?
A.帯電した塗料はワークの近いところに付く性質があるため、複雑な形状や溝が深いワークの場合は、高い電圧をかけると塗料が届かなくなる恐れもあります。塗りたいワークに合わせて30~80kVの間で電圧を調整してください。
Q.静電塗装システムを交換する目安を教えてください。
A.使用する塗料や使用頻度によって大きく異なるため、一概には回答できませんが、おおよそ10年が目安とお考えください。ただし、静電塗装システムは日々進化しており、より効率が良い製品がリリースされている可能性があります。ランニングコスト削減に繋がる可能性もありますので、定期的に見直すようにしましょう。
Q.静電塗装システムを長く使うコツを教えてください。
A.使用後はキレイに洗浄して、パッキンなどの消耗部品は定期的に取り替えるようにしましょう。車と同じで定期的なメンテナンスと毎日の洗浄が長く使用するコツです。