MDブースクリヤーの導入で臭いが気にならなくなった!清掃の負荷も軽減|株式会社 ヒキフネ様
東京都葛飾区で各種金属部品のめっき加工業を営む株式会社ヒキフネ様は、塗装ブース用凝集剤の『MDブースクリヤー』をご採用いただいた企業様です。
夏場に差し掛かると塗装ブースから発生する臭いに頭を悩ませていた株式会社ヒキフネ様で、MDブースクリヤーはどのように活用されているのか、今回インタビューさせていただきました。
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以前は微生物の薬品をブースに投入していた
以前ヒキフネ様では、塗装ブース用の悪臭対策として微生物の薬品を使用されていました。
約5年間運用を続けていましたが、悪臭の軽減効果は小さく、夏場の暑い時期になると臭いはひどくなっていたようです。
FAXDMでミドリ商会のMDブースクリヤーのことを知り、テストキットを取り寄せていただきました。
ブースから採取した循環水がキレイな水と塗料に分離できることがわかり、臭いも軽減できそうだったため、実際に塗装ブースで運用いただけることになりました。
MDブースクリヤーのテストキットについては、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
参考記事:塗装ブースの循環水には凝集剤!テストキットの使い方を紹介
従来の方法より臭いが軽減してコストも削減!
MDブースクリヤーは、塗装ブースに毎日200mL程度、週1回pH調整剤のアシストCAを1L投入するだけでブースの循環水がキレイになります。
水がキレイになることで、塗料に含まれる樹脂の腐敗が進みにくくなるため、悪臭の軽減に役立ちます。
実際にヒキフネ様でも以前の方法よりも臭いが気にならなくなったと高評価をいただきました。
さらにヒキフネ様が以前ご使用していた微生物の薬品の運用コストは月間で約6~7万円でしたが、MDブースクリヤーに変更することで約1万円までコスト削減できたようです。
1年に1回の清掃作業も楽になった
ヒキフネ様では、年に1回外注業者に依頼をして塗装ブースの清掃作業を実施されています。
以前は8時から清掃を開始して、終わるのが大体15時頃だったようですが、MDブースクリヤーの運用に変えてからは清掃時間が半減したようです。
これはMDブースクリヤーの特徴である「塗料の不粘着化」の効果となります。
MDブースクリヤーはブースの循環水に投入することで、塗料がくっついて固化しなくなるため、ブースの底に溜まる塗料スラッジが柔らかい泥のようになります。
以前は塗料スラッジがカチカチの岩のような状態となっており、取り除くだけでも時間がかかるだけでなく、バキューム車での汲み上げ時に詰まってしまい、作業が滞っていたようです。
MDブースクリヤーの効果で清掃作業の肉体的・精神的負担を軽減できました。
今後は水の再利用も検討したい
ヒキフネ様では会社全体でCO₂の削減や作業環境改善などのSDGsの取り組みを進めておられます。
現状では塗装ブースの循環水は1年に1回の清掃時に全量を産業廃棄物として処理していますが、今後は清掃の頻度を減らしたり、循環水の再利用を検討したりとサステナブルな活動にも力を入れていきたいとコメントをいただきました。
今後もミドリ商会では、塗装場周りの環境改善を中心にヒキフネ様のサステナブルな活動のサポートとなる提案を行っていく予定です。
ヒキフネ様、この度は誠にありがとうございました。
