健康と安全が一番!ベテランも女性も働きやすい職場を実現|三鷹製版株式会社
愛知県豊川市に本社がある三鷹製版株式会社は、スクリーン印刷を用いて数多くの業種向けにネームプレートなどの印刷加工品を製造・販売している企業です。
印刷に使用した版の洗浄時にシンナーを使用しており、ミドリ商会から『環境配慮型シンナー』をご購入いただいております。
以前に野口工場 製造課 課長の橋本様にお聞きしましたが、今回は実際にオペレーターとして環境配慮型シンナーを使用するSNさんとSHさんのお二人にインタビューさせていただきました。
参考記事:環境配慮型シンナーで安心して作業できる環境づくりが進んだ|三鷹製版株式会社
以前の職場では生産性重視でシンナーを大量に使用
ー普段の作業について教えていただけますか?
SNさん:
スクリーン印刷のオペレーターとして、主に平面印刷機を使って印刷加工品を製造しています。
環境配慮型シンナーは、版を洗浄する際に使用しています。
実は前職でも同じように印刷加工品を製造していたのですが、版の洗浄で「汚れがよく落ちるから」という理由で一般的なシンナーを大量に使っていました。
作業中にマスクもしておらず、局所排気装置も無かったこともあり、作業後に体のむくみを感じることも多く、きっと健康には良くなかったのだと思います。
現在は2種類のシンナーを洗浄剤として使用

ーエコシンナーの作業性はいかがでしょうか?
SNさん:
現在は、版の洗浄で『E溶剤』と『エコシンナーCPⅡ』という2種類のエコシンナーを使用しています。
どちらも作業性は良く、短時間で版の洗浄が可能です。
以前はE溶剤ではなく『T溶剤』を使用していました。
こちらもエコシンナーですが、オルトジクロロベンゼンが含まれていないE溶剤に、課長の判断で切り替えました。
より安全で健康に良いものを採用しようとする会社側の配慮を感じますね。
半年に1回受診している有機溶剤の特殊健康診断でも、「問題なし」の結果であり、三鷹製版では健康に配慮した職場づくりが進んでいると思います。
資格勉強で得た「有機溶剤は危険なもの」という認識
ーSHさんは有機溶剤作業主任者の資格を取られたと聞きました。資格取得前後で何か変化はありましたか?
SHさん:
私は美術大学を卒業しており、元々シンナーの臭いに慣れていたこともありますが、体に悪いものを取り扱っているという認識はありませんでした。
作業後に頭が痛くなったこともありますが、「危険なことをしているのであれば、労基が来るだろう」と思って、そこまで気にしていなかったのが実際のところです。
会社からの指示で有機溶剤作業主任者の資格を取ることになり、勉強を始めたことにより、「有機溶剤は危険なもの」という認識を強く持つようになりました。
以前はシンナーを素手で扱うこともありましたが、今では必ず保護手袋を装着して作業をするようにしています。
従業員が働きやすい環境のためにも健康と安全が一番
ー最後に一言ずつお願いいたします。
SNさん:
三鷹製版は、エコシンナーの導入や局所排気装置の設置からもわかるとおり、働く従業員のことをしっかりと考えてくれています。
今後、会社が成長していくためには、人の力が大切です。若い人が「入社したい」と思える環境になっていくと思いますよ。
SHさん:
私が就活している時、周りの人はデスクワークの職業を中心に選んでおり、三鷹製版のような現場仕事を選ぶ人はごくわずかでした。
私は今の仕事で「作業を突き詰めていく」楽しさを実感しています。
この感覚はデスクワークではなかなかわからないと思います。
今後も三鷹製版でより良い環境を作っていき、入社してくれる人に現場仕事の楽しさを共有していきたいですね。
-SNさん、SHさん、お忙しいところ誠にありがとうございました。
