健康に配慮できる洗浄剤レイズファインK300!水溶性の油にも対応
「労働者の健康や安全を考えた洗浄剤を使いたい!」と考える方が増えています。
多くの現場で洗浄剤として使用されているジクロロメタンは、洗浄力が高くて乾燥スピードも速い一方で、人体への悪影響が確認されている有機溶剤です。
本記事では、ジクロロメタンと比較してヒトにも健康にも優しいレイズファインK300やその他の洗浄剤についても解説しています。
目次
健康に配慮できる洗浄剤レイズファインK300とは?
レイズファインK300とは、環境に優しい油性と水溶性の汚れのどちらにも対応できます。
特化則や有機則、PRTR法に非該当であり、人体と環境に優しい洗浄剤です。
レイズファインK300の詳しい説明は、以下をご覧ください。
■商品ページ:ジクロロメタン代替洗浄剤『レイズファインK300』
ジクロロメタンを代替した方が良い理由
金属加工後の洗浄剤として多くの現場で使用されているのが、ジクロロメタンです。
ジクロロメタンは溶解力と脱脂力が高く、とても優秀な洗浄剤である一方で、毒性が非常に高く、人体に大きな負担がかかります。
人が吸入すると、頭痛やめまい、吐き気を引き起こし、長期的に見ると発がん性の恐れがあるのが特徴です。
少子高齢化が進み、労働者の確保が難しくなってきている日本において、人の健康は最優先しなければなりません。
ジクロロメタンの代替は、労働者の健康を守ることに直結します。
ジクロロメタンの人体への影響については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考:ジクロロメタンの特徴と人体への影響|代替の洗浄剤への変更事例も紹介
ジクロロメタンに代わる洗浄剤の選択肢
洗浄剤で従来ジクロロメタンを使用しており、人体への影響を考慮して代替するのであれば、レイズファインK300のようなグリコールエーテル系か炭化水素系が選択肢となります。
レイズファインK300は洗浄力で見るとジクロロメタンや炭化水素系洗浄剤と比較しても高いレベルです。
ただし、乾燥スピードは両者よりも劣ります。
炭化水素系洗浄剤はジクロロメタンより若干洗浄力は劣るものの、乾燥スピードではレイズファインK300よりも速いのが特徴です。
ただし、炭化水素系洗浄剤は水溶性の油汚れは落とせません。
レイズファインK300であれば、油性と水溶性どちらの汚れにも対応可能です。
ジクロロメタンから洗浄剤を切り替える際の課題
ジクロロメタンから洗浄剤を切り替える時には、必ず以下3つの課題が発生します。
- 代替洗浄剤は乾燥スピードが落ちてしまう
- 洗浄剤が高価になる
- 洗浄設備を更新する必要がある
レイズファインK300や炭化水素系洗浄剤に切り替えることで、どうしても乾燥スピードが落ちてしまいます。
人や環境に配慮すると、乾燥スピードは諦めざるを得ないというのが結論です。
またジクロロメタンと比較するとレイズファインK300と炭化水素系洗浄剤は、どちらも製品コストが上がります。
しかし、レイズファインK300のように有機則や特化則、PRTR法に非該当であれば、各種法令への管理コストを削減できるため、トータルの費用感で考えることが大切です。
ジクロロメタンは有機溶剤では珍しく不燃性であり、消防法に該当しません。
洗浄設備も不燃を前提に製作されていることがほとんどなので、代替洗浄剤に変更しようと思うと、設備を更新する必要があります。
炭化水素系洗浄剤を採用する場合、水溶性の油汚れは落とせないため、設備を分ける必要がありますが、レイズファインK300であれば、油性と水溶性の両方に対応できるため、同一設備での対応が可能です。
今の洗浄剤にお困りであればミドリ商会まで
ジクロロメタンは消防法に非該当であり、大量購入・大量保管ができる上に、安価で乾燥スピードも速いため、製造業で重宝されてきました。
しかし、労働者の人体に大きな負荷がかかることは明白であり、今後代替洗浄剤への切り替えを進める企業が増えることが予想されます。
もし今の洗浄剤にお困りであれば、ミドリ商会までご相談ください。
今回紹介したレイズファインK300の他にも、炭化水素系洗浄剤も取り扱っておりますので、お客様のご要望に合わせて最適な洗浄剤をご提案します。
 
        
 
                             
                             
                             
                             
                            