塗装業界の意識をWebマーケティングで変えていく!|日本ワグナー・スプレーテック 株式会社様
ドイツに本社を持つ液体及び粉体塗装機器の世界的なリーディングカンパニーであるWAGNERの日本拠点である日本ワグナー・スプレーテック株式会社様。
日本ワグナー・スプレーテック様とミドリ商会は約30年のお付き合いがあります。
主に静電塗装機で協業する日本ワグナー・スプレーテック様との今後の取り組みについて、マーケティング担当の宮内様と営業担当の加藤様にインタビューさせていただきました。
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目次
Webマーケティングでの協業で濃密に意見交換している
前述したとおり日本ワグナー・スプレーテック様とは約30年前から取引実績がありますが、濃密に意見交換を始めたのは、2024年の夏にマーケティング担当の宮内様と出会ってからです。
営業担当の加藤様にもフットワーク軽くご対応いただいており、とても感謝しております。
ミドリ商会では、塗料や塗装機器の正しい使い方や有機溶剤による労働者の健康リスクなどをWebで積極的に情報発信しております。
日本ワグナー・スプレーテック様にはミドリ商会のWebでの情報発信に賛同いただきました。
日々、お互いの取り扱い製品で塗装現場の労働環境改善や労働者の健康を守るために、Webでどのように情報発信していけばよいか意見交換しております。
ドイツは労働者の健康・安全に関する意識が日本よりも高い
WAGNERの本社があるドイツでは、早くから溶剤系塗料の消費量を減らそうという動きが見られます。
日本では少しずつ水性塗料や健康塗料が増えつつありますが、まだまだコストや作業性の観点から普及が進んでいません。
ドイツと日本の一番の違いは「労働者の意識の違い」です。
日本では溶剤系塗料を使うことに抵抗する労働者がドイツと比較して圧倒的に少なく、有機溶剤が人体に有害という考えが定着していません。
ドイツを含む欧州諸国では、早くから有機溶剤など化学物質の自律的管理が行われてきました。
有機溶剤に関する有害性について労働者への周知も進んでおり、日本との意識の差が生まれています。
化学物質の自律的管理については、以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
参考記事:化学物質は自律的な管理に!労働安全衛生法改正のポイントを解説
静電塗装では塗料の使用量が減る。それでも売り続ける理由
WAGNERの主力製品である静電塗装システムは、一般的なエアースプレーでの塗装と比較して塗着効率が格段に上がるため、塗料の使用量が減ります。
ミドリ商会は塗料販売店ですので、塗料の使用量が減ることは売上の減少に直結しますが、それでもこれからもお客様への提案を止めることはありません。
塗装の効率が変わらず塗料の使用量が減れば、塗料の生産量が減り、生産に関わるエネルギーやCO2が削減可能です。
短期的に見れば、ミドリ商会の売上は下がるかもしれませんが、長期的でサステナブルな観点で考えると、社会価値が非常に高い製品だと考えています。
■静電塗装システム(WAGNER)の商品ページはこちら
今後も協力して塗装業界の意識をWebから変える
ドイツに本社がある日本ワグナー・スプレーテック様との協業は、工場の健康度・地球の健康度を上げるというミッションを掲げるミドリ商会にとって欠かせないピースです。
環境対策や労働者の安全対策で日本より進んでいるドイツの考えや情報をいち早くキャッチして、ミドリ商会から発信していきます。
今後も日本ワグナー・スプレーテック様と協力して日本の塗装業界の意識をWebから変えていく所存です。
宮内様、加藤様、この度は誠にありがとうございました。
