【サプライヤーインタビュー】創業当初からの付き合い!現在は健康塗料で協業|大信ペイント 株式会社様
大阪市淀川区に本社・工場を持つ大信ペイント株式会社様は、2025年で創業90年を迎える老舗の塗料メーカーであり、ミドリ商会と深い付き合いのある企業です。
今回は大信ペイントの上野さんと尾川さんに、これまでのお付き合いや今後のビジョンについてインタビューさせていただきました。
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創業時から付き合う最も関係が深い塗料メーカー
ミドリ商会は2025年に創業75周年を迎えます。
大信ペイント様とは創業当時からのお付き合いであり、以前の社屋には大信ペイント様の看板を掲げるほど関係が深い塗料メーカーです。
大信ペイント様は、工業用塗料・建築用塗料を中心に製造されており、中でも『テルパス』の商品名である耐熱塗料に強みを持っています。
鋳物用のラッカー塗料、フタル酸塗料が主流だった
愛知県に近い三重県桑名市は鋳物の町として有名であり、ミドリ商会では防錆用塗料を大信ペイント様から仕入れて販売していました。
主にラッカー塗料やフタル酸塗料がメインであり、長い間ミドリ商会の主力製品でした。
現在もラッカー塗料やフタル酸塗料の取り扱いはありますが、塗膜に機能性を求めるお客様が増えてきており、販売の比率は少しずつ減少傾向にあります。
現在は健康塗料を中心に協業
大信ペイント様とは現在「健康塗料」を中心に協業を進めております。
いわゆる特化則や有機則に該当しない塗料であり、従来の塗料と比較して法令で規制されている有機溶剤の量が非常に少ないのが特徴です。
しかしながら、上野さん曰く大信ペイント様の販売構成のうち、水性塗料を含む健康塗料の割合はわずか数%にとどまっているとのことです。
塗料メーカーがいくら環境に優しい塗料を作っても、市場が受け入れなければ製品価格も下がらず、普及が進みません。
ミドリ商会の役目は健康塗料の割合を少しでも高めていくために、Webを含めて啓蒙活動を行うことです。
今後も大信ペイント様と一緒に情報発信に関する取り組みを続けてまいります。
全社で環境負荷の軽減に取り組む!
大信ペイント様でも環境に配慮した健康塗料については、常に開発されている状況です。
塗料から出るVOCを減らす設計はもちろんのこと、塗料を製造する際に出るVOCの削減にも努められており、CO2削減対策を全社で進められています。
大信ペイント様からは、塗料設計では溶剤系から水性塗料やハイソリッド塗料のご提案、塗着効率アップと溶剤使用量を減らすための静電塗装機との組み合わせのご提案など、様々なアドバイスをいただいております。
ミドリ商会は、今後も大信ペイント様と協力して、塗装業界の新3K『キレイに、環境に優しく、感動を与える』を目指して、塗装場で働く従業員のことを考えた商品提案を進めていく所存です。
上野さん、尾川さん、この度はインタビューのお時間をいただきまして誠にありがとうございました。
