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塗料ブログ

溶剤型塗料が人体に及ぼす影響とは?具体的事例を交えて解説

溶剤型塗料は体に悪いと聞いたから使うのが不安…。
このようなお悩みをお持ちの人も多いのではないでしょうか?

この記事では、溶剤型塗料が人体に及ぼす影響について解説します。
溶剤型塗料を取り扱う際の注意点についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

溶剤型塗料とは?

溶剤型塗料はシンナーなどの有機溶剤で希釈された塗料です。

他の塗料と比べると比較的安価でありながら性能が良く、作業性も良いので、
多くのユーザー様が使用しています。

しかし、その一方で溶剤型塗料は、人体や地球環境に良くないという側面を持っています。
溶剤型塗料の中には、
有機則(有機溶剤中毒予防規則)特化則(特定化学物質障害予防規則)により
規制されているものがあり、取り扱いには注意が必要です。

溶剤型塗料の種類

溶剤型塗料には数多くの種類があり、代表的なものは以下のとおりです。

  • ラッカー塗料
  • フタル樹脂酸塗料
  • メラミン樹脂塗料
  • ウレタン樹脂塗料
  • エポキシ樹脂塗料
  • 油性エナメル
  • シリコーン樹脂塗料

皆さんも聞いたことがある塗料ばかりではないでしょうか?いずれの塗料も有機溶剤が含まれています

ちなみに有機溶剤を含まない塗料としては、水性塗料や粉体塗料が代表例です。

 

溶剤型塗料が人体に及ぼす影響とは?

溶剤型塗料は使い方を誤ると、人体に悪影響を及ぼす危険があるものです。
人体に及ぼす影響には下記のようなものがあります。

  • 皮膚に付着することでかぶれる
  • 皮膚から血液に入り、病気になる可能性がある
  • 目に入ることで、失明の恐れがある
  • 揮発した有機溶剤を吸い込み、喉が炎症を起こす可能性がある
  • 神経系に影響が出て、幻覚を見る恐れがある

すぐに健康に影響が出なくとも、5年10年と長年に渡り、溶剤型塗料を使うことによって、
上記のような影響が出る可能性も否定できません。

以前、従業員の多くが胆管がんを発症した事例があり、人体に影響がある有機溶剤を
使用していたことが原因
とされ、労災に認定されたことが話題となりました。

 

環境配慮型塗料を検討しよう

溶剤型塗料は性能が良く、比較的安価というメリットがありますが、
使い方を間違えば、人体に影響があるというデメリットもあります。

溶剤型塗料を使う際は、「正しい換気」「正しい保護具の着用」を確実に実施しましょう。

それでも溶剤型塗料が人体に及ぼす影響が気になるという人は、
「環境配慮型塗料」という選択肢もあります。
ミドリ商会では、環境配慮型塗料のご提案が可能です。
気になる方は、ぜひ下のお問い合わせフォームからご連絡ください。

ミドリ商会塗料コンサルタント水野雄介

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