水性耐熱塗料のパイオニア!水性塗料を当たり前にしたい|ガンマーケミカル株式会社
大阪府八尾市に本社を構えるガンマーケミカル株式会社様は、ミドリ商会に各種耐熱塗料を販売するサプライヤー様で、耐熱塗料業界で最初に水性塗料を販売したパイオニア企業です。
今回は代表取締役の河野社長にインタビューさせていただき、水性耐熱塗料や塗料の安全に関する想いをお聞きしました。
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水性耐熱塗料を業界初でリリースした塗料メーカー
ガンマーケミカル様は1962年の創業以来耐熱塗料を中心に製造・販売されている塗料メーカーです。
2004年には耐熱塗料の水性化に業界で初めて成功して、『アクアガンマーAGシリーズ』を完成させたパイオニアでもあります。
水性耐熱塗料は1995年から約10年かけて開発されました。
販売当初は価格が従来塗料の倍以上だったこともあり、なかなか売れ行きが伸びませんでしたが、現在は徐々に市場にも受け入れられて販売数が伸びているようです。
自身の病気も健康経営に舵切りした要因
河野社長は2年前にステージ4の咽頭がんと申告を受けていらっしゃいます。
長年塗料の製造にも関わっていたこともあり、因果関係はわかりませんが、エチルベンゼンなど有機溶剤のばく露も病気の原因かもしれないとお考えのようです。
ご自身が病気になったこともあり、以前にも増して健康経営に舵切りされています。
耐熱塗料にはコバルトやマンガンといった人体に有害な物質を混ぜ込む工程がありますが、従業員が吸い込まないように数千万円をかけて集塵設備を導入しました。
病気の原因となるものは極力排除していくことを意識されており、健康経営を進められています。
少しずつ社会の意識が変化してきた
ガンマーケミカル様が水性耐熱塗料を販売した約20年前、塗料の99%は溶剤系塗料でしたが、少しずつ社会の環境や従業員の健康に関する意識が変化してきており、現在では水性塗料の割合が約20%にまで増えてきています。
今後も社会の流れは確実に水性塗料など健康塗料に向いてくるので、常に最先端にいられるように技術力を高めて商品力を上げていきたいと河野社長はお考えのようです。
水性塗料が当たり前の世の中を作る
現在は約20%の比率である水性塗料ですが、いつかは70~80%レベルまで持っていき、「水性塗料が当たり前の世の中を作りたい」と河野社長は考えていらっしゃいます。
ミドリ商会としてもその考えに賛同して、ガンマーケミカル様と一緒に取り組みを進めていく所存です。
河野社長、この度は貴重なお話をいただきまして、誠にありがとうございました。
