工業塗装業界の常識を一緒に変える!サステナビリティ経営のコンサルタント|合同会社 エネスフィア様
ミドリ商会では、中小企業の持続的な成長をサステナビリティの観点から支援する合同会社 エネスフィア様とパートナーシップを結び、「100年企業方針の策定」や「B Corpの認証取得に向けた取り組み」を進めております。
エネスフィア様にご支援いただいた2024年の振り返りや今後の展望について、代表の加藤様と対談させていただきました。
■合同会社 エネスフィア様のホームページはこちら

加藤 直樹様のプロフィール
2011年名古屋大学大学院工学研究科修了後、上京し、外資系電機メーカーの営業に従事。
その後、低炭素分野における途上国開発コンサルに転向し、アジア・アフリカへの日系企業進出支援を官民連携で担当。SDGsコンサルタント・ファシリテーター等の活動を通じて、2022年合同会社エネスフィアを設立し、代表に就任。社会戦略家として延べ100社以上の中小企業の支援実績を重ねている。
■保有認定/資格(抜粋)
- Sustainable World BOARDGAME認定上級ファシリテーター/愛知県版製作PJメンバー
- 環境省認定制度 脱炭素アドバイザー ベーシック
- B Corp認証取得支援コンサルタント
- 第一弾NewsPicks認定エキスパート
『MDブースクリヤー』の資料作成で取引がスタート
加藤様との出会いは2023年の夏にさかのぼります。
9月に大阪で開催された【SDGs対応技術展2023】に湿式塗装ブース循環水用凝集剤『MDブースクリヤー』を出展する際の資料製作を依頼したのが繋がりのきっかけです。
当時は塗装ブースの循環水をキレイにする凝集剤がSDGsになることはなんとなくわかっていましたが、具体的にどのようにして打ち出していけばよいのか分からない状態でした。
加藤様に展示会用の資料を作成いただき、凝集剤によってサステナブルが実現できると確信できたのが、今後のミドリ商会の方向性を決定づけることになります。
ミドリ商会の取扱製品が社会価値をもたらすと気づかせてもらった
以前はミドリ商会がメインで取り扱う塗料やシンナーは労働者への有害性が高く、社会価値をもたらさないものと考えていました。
実際に弊社が販売した塗料によって健康被害が発生したケースもあり、後ろめたさをどこかで感じながら販売していたのが実情です。
加藤様と出会って話を進めるにつれて、ミドリ商会で販売するアイテムは社会価値をもたらす可能性があるとマインドが転換していきます。
溶剤系塗料は確かに有害ですが、水性塗料などの健康塗料への置き換え提案ができますし、塗装ブースや塗装機といった設備も正しく使うことで労働者の安全と健康を守ることが可能です。
Webを通じて啓蒙活動を行うことで塗料やシンナーであっても社会価値をもたらせると確信できました。
1年間かけて100年企業方針を一緒に策定
ミドリ商会の取り扱い製品がサステナブルにつながると確信した2024年からは、加藤様とのパートナーシップがより強固になります。
1年間かけて打ち合わせを重ねて、2050年に創業100年を迎えるミドリ商会の「100年企業方針」を一緒に策定いただきました。
導き出した2050年ビジョンが『工場の健康度を上げる』です。
塗料に含まれる有機溶剤などの化学物質の有害性についてWebとリアルの2本柱で正しい情報を提供していき、労働者が安全で働きやすい環境を作っていくことこそが、ミドリ商会の存在意義だと考えております。
2024年12月6日にはミドリ商会の活動にご賛同いただいた8社の企業様にお集まりいただき、「100年企業方針」の発表会を開催しました。
参考記事:ミドリ商会「100年企業計画」発表会を開催しました
工業塗装業界を変えるきっかけを共に作っていく!
ミドリ商会の主戦場である工業塗装業界は「昔からこのやり方でやっている」というレガシーな考え方が根強くあり、サステナブルやSDGsを意識している企業がまだまだ少ない状況です。
業界の意識を変えるためには、ミドリ商会の力だけでは足りないため、今後も加藤様と協力して1社でも多くの企業に賛同いただけるように努めてまいります。
現在、加藤様にはミドリ商会がB Corporation™(以下、B Corp)の認証を受けられるように取得支援をしていただいております。
B Corpとは2006年にアメリカでスタートした企業の認証制度であり、環境に配慮した社会性と経済性を両立する企業のみ認証取得が可能です。
2025年4月時点で日本でB Corpを取得している企業は60社弱程度であり、仮にミドリ商会が認証を受けられれば工業塗装業界では初めてのケースとなります。
業界を変えるパイオニアとしての地位を確立すべく、今後も加藤様に引き続きご支援いただく所存です。
加藤様、この度は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
