【導入事例】各種塗料を環境配慮型塗料に切り替え!|塗装プラントメーカーA社様
塗装プラントを製造されているA社様は、ミドリ商会から環境配慮型塗料を販売しているお客様です。
今回は環境配慮型塗料に切り替えていただいた経緯や今後の展望についてインタビューさせていただきました。
特化則非該当のめっき補修塗料を使用
A社様では塗装の作業場が2つあり、その内の1つで溶融亜鉛メッキ鋼材の補修作業を行っています。
ミドリ商会から提案して採用いただいたのが、エチルベンゼンフリータイプで特化則非該当のジンクブライトEシルバーです。
鋼材の切断・溶接面といったメッキの補修が必要な箇所の補修に適しており、亜鉛末を含んだ塗膜によって鉄をサビから守ります。
特化則に該当しない塗料のため、環境に優しく、従業員の健康に配慮した塗料です。
■『ジンクブライトEシルバー』の商品ページはこちら
ミドリ商会からの提案で作業環境測定を実施
A社様では以前まで作業環境測定を行っていませんでしたが、ミドリ商会から提案させていただき、現在では半年に1回、2つの塗装作業場で作業環境測定を実施しています。
■『作業環境測定』の商品ページはこちら
ジンクブライトEシルバーを使用している作業場は第一管理区分でしたが、もう一つの作業場では第三管理区分になる時もありました。
作業環境測定は現場の健康診断ですので、塗料の使用量の変化や設備の状況によって、同じ現場でも結果が異なります。
第三管理区分と診断されて、ちょうど現場の環境改善を検討していたところ、労働基準監督署(労基)の立ち入り監査を突然受けることになりました。
労基の立入監査がきっかけで環境配慮型塗料に切り替え
労基の立入監査では、過去に実施した作業環境測定の結果も確認されたようです。
塗装作業場の1つが第三管理区分だったこともあり、換気設備の増強もしくは代替塗料へ切り替える対策を考える必要があり、ミドリ商会にご相談いただきました。
それぞれの導入コストや対応スピードを比較して総合的に考えた結果、環境配慮型の下塗り塗料と上塗り塗料及び耐熱塗料に切り替える対策で進めることになりました。
その後、再度労基の担当者がA社様を訪問し、塗料や現場の掲示物を確認したところ、改善できていて問題無いと評価をいただいております。
参考までにA社様にご採用いただいた環境配慮型塗料は以下のとおりです。
■低公害・水溶性・耐熱塗料『アクアガンマーAG-300』
今後の課題はエンドユーザーの理解を得ること
今回、A社様では現場の環境改善を目的として環境配慮型塗料を導入されました。
作業性や仕上がりは従来塗料と比べて遜色がないものの、今後さらに適用範囲を広げるためには、エンドユーザー様の理解を得る必要があるとのことです。
環境配慮型塗料は従来の溶剤系塗料と比較すると高額になりますし、乾燥時間も少し長くなります。
その分、製品コストが上がるため、品質も含めてエンドユーザー様に容認いただけるかが今後の課題となりそうです。
ミドリ商会では、塗装現場の健康度を上げるために今後も情報発信に努めてまいります。
塗装製品を使用するエンドユーザー様に少しずつでも情報が届き、現場の環境改善を進める後押しになれば幸いです。
A社様、この度はインタビューさせていただき、誠にありがとうございました。
