1. HOME
  2. 下塗り塗料の目的はなに?上塗り・…

塗料ブログ

下塗り塗料の目的はなに?上塗り・中塗り塗料との違いを解説

「工程が増えるから、下塗り塗料は塗りたくない…。」と思ったことはありませんか?

工業系塗装において下塗り塗料は欠かせない存在です

この記事では下塗り塗料の目的や、下塗りしなかった場合どうなってしまうのかを解説しています。

下塗り塗料の種類を一覧表でまとめていますので、塗料選びの参考にしてください。

 

下塗り塗料の役割

塗料を塗る目的は、大きく分けると美観と素材の保護です。

下塗り塗料には防錆効果がある樹脂や顔料が含まれており、素材の錆止めに効果があります

一方で、塗料自体はザラザラしておりつやがないので、見た目は良くありません。そのため、上塗り塗料を塗って美観を整えるのが一般的です。

下塗り塗料と上塗り塗料の特徴と役割をまとめると以下になります。

塗料の種類

特徴

役割

下塗り塗料

鉄との密着性が高い

防錆力が高い

エポキシ樹脂が多い

ザラザラしており、つやがない

素材の保護(防錆)

上塗りと素材の密着

上塗り塗料

耐候性が高い

下塗りなしでは密着性が悪い

ウレタン、シリコン樹脂が多い

キレイな仕上がりになる

素材の保護(耐候性)

美観

鉄系の素材を多く扱う工業系の塗装では、密着性を高めて錆から素材を守る下塗り塗料は欠かせない存在だといえるでしょう

 

下塗りしないとどうなる?

下塗り塗料を塗ると工程が増えるため、塗料コストと作業コストの両方がかさみます。

下塗り後にすぐ上塗りできればよいですが、どれだけ短くても10分以上は間隔を空ける必要があるため、作業性も良くないのがネックです。

そのため、下塗り塗装を省いてしまおうと考える方もいるでしょう。

しかし、長い目で見れば下塗りしない方がよりコストがかかる可能性があります

上塗り塗料は防錆力が弱く、素材との密着性も高くありません。

下塗り工程を飛ばして上塗りだけで仕上げた場合、錆による塗膜の早期剥離が起きる可能性が高くなります

最悪の場合、クレームによる塗装のやり直しとなるケースもあるでしょう。

塗料の機能を最大限に発揮するためには、下塗り塗料が欠かせません。

工程が増える分、コストは上がりますが、塗装の信頼度や安心感を高めるためにも、下塗りは確実に実施するようにしましょう。

 

下塗り塗料の種類

下塗り塗料は素材の種類や機能によって種類が数多く存在します。

その中でも、ミドリ商会が取り扱う大信ペイントの下塗り塗料がおすすめです。

大信ペイントは焼却炉プラントやボイラーなど高温域で使用できる耐熱塗料や工業系塗料を中心に塗料を製造しています。

昭和10年創業の老舗塗料メーカーであり、技術力に長けているのが特徴です。大信ペイントの下塗り塗料2つを下記の表で比較します。

 

メタルワイドプライマー

エポプライマー10

特長

素材選択幅が広い

超速乾

仕上がり外観がよい

専用シンナー不要

防錆力

非常に高い

高い

希釈シンナー

メタルワイドシンナー(専用)

塗料用シンナー(一般)

上塗り塗装間隔

10分以上

2時間以上

塗装方法

スプレー

スプレー、刷毛、ローラー

適応可能素材

軟鋼板、黒皮鋼板、ステンレス、アルミ、ボンデ鋼板、溶融亜鉛メッキ、

軟鋼板、黒皮鋼板、ボンデ鋼板

※ステンレスやアルミは使用不可

このように下塗り塗料でも特徴が大きく異なります。メタルワイドプライマーは使える素材も多く、速乾性が高いので、作業効率の向上に寄与する下塗り塗料です。

一方のエポプライマー10は使用できる素材が限られ、乾燥時間も長いですが、比較的安価で使いやすいのが特徴だといえます。

 

下塗り塗装前後の工程

下塗り塗装を行う前後の工程は、ざっくり分けると以下のとおりです。

  • 前工程:ケレンなどの下地処理
  • 後工程:中塗り塗装・上塗り塗装

それぞれの工程を簡単に確認しておきましょう。

前工程:ケレンなどの下地調整

下塗り塗料は素材との密着性が高いのが特徴ですが、素材自体が錆びていたり、油が付着していたりすると密着性が悪くなります。

そのため、下塗り塗料を塗る前にはケレンなどの下地調整が必要です。サンドペーパーでのケレンや、シンナーでの脱脂は最低限行いましょう。

ケレンについては以下の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。

関連記事:ケレンとは?塗装におけるケレンに関する基礎知識

後工程:中塗り塗装・上塗り塗装

下塗り塗装が終わったあとは、上塗り塗装で外観をキレイにするのが一般的です。

下塗り塗料は耐候性が低いため、上塗り塗料でより機能的な塗膜が完成します

お客様の塗装仕様によっては、下塗りと上塗りの間に「中塗り」が入ることもあります。

中塗りすることで、当然ながら塗膜が厚くなるので、より防錆力が高まるのが特徴です。

 

工業系塗装に下塗り塗料は必須!

コストや作業性の問題で、下塗りを省きたいと思っている人もいるかもしれませんが、工業系塗装では下塗りは必須と言っても過言ではありません。

塗膜の機能を最大限に発揮するためには、土台となる下塗り塗料は欠かせない存在です

品質と信頼性向上のためにも、下塗りは必ず行うようにしましょう。

下塗り塗料の選び方がわからない人は、ぜひ一度ミドリ商会までお問い合わせください。

素材とニーズに合わせた最適な下塗り塗料をご提案します。

ミドリ商会塗料コンサルタント水野雄介

友だち追加

 

おすすめ記事

2021.02.19
アルミニウムなどの「非鉄金属」への塗装に…
2023.01.18
マスクフィットテストについて|測定方法や…
2021.11.17
亜鉛メッキ塗料の強い味方『ジンクブライト…
2021.07.16
作業環境測定は義務!正しく実施しないこと…
2021.02.26
サフェーサー?プライマー?シーラー? 塗…
2019.02.04
コンクリート表面含侵材





TEL CONTACT
PAGE TOP